2020年05月の記事

当社は、昭和47年に創業し今月で創業49年目を迎えることになりました。

創業49年目を迎えまして

弊社はお陰様で、今月から創業49年目を迎えることになりました。これもひとえに長らくご愛顧くださっているお客様と、真摯に業務に取り組んでくれる社員やスタッフの努力の賜物と、心より感謝申し上げます。
本来、あと数ヶ月で世界のスポーツの祭典が行われ、インバウンドの観光客が日本中に溢れているはずでしたが、景色が一変してしまいました。
2019年末より中国武漢から広がった新型コロナウィルスは、「アッ」という間に世界中を席巻してしまいました。現在では、感染者数は2,000,000名を超え、死者数も500,000名を超えている、という報道がされています。世界のいくつかの国では、医療崩壊が起きた地域もありますし、収容施設が不足しているところもあります。日本でも稀な非常事態宣言が発令され、一部の業態（スーパー、薬局）を除けば、都心のオフィス街を中心に人影まばらな地域が散見されています。
弊社の顧客におきましても、介護施設や病院は厳戒態勢、宿泊施設や娯楽施設は閑散状態と、経営の根幹を揺るがす状態が続いております。9年前の東日本大震災以上に、社会への影響の大きな国難であると感じています。国民一人ひとりが感染対策の意識をもち、不安や恐怖に押しつぶされることなく、前向きな努力と自制が必要とされているのではないでしょうか。
ビルメンテナンス業は、業務の性質上、テレワークをすることはできません。むしろ通常以上に神経を使い、「見えない敵」と戦い、除去しなければなりません。洗剤や消毒薬、マスク、手袋といった、清掃作業で必須のアイテムも、入手困難な状況が続いており、お困りの同業者も多くいらっしゃるのではないかと推測しております。
このような困難な状況ではありますが、厳戒態勢の介護施設や病院の現場では、ガウンテクニックや手指消毒をいつも以上に徹底し、院内の清潔環境を維持しております。「感染対策の太陽技研」を自負する弊社のノウハウのすべてを集結し、踏ん張っていかなければなりません。また宿泊施設においては、利用客の激減に対して弊社スタッフの理解も得ながら、出勤調整などで顧客の要請に協力しております。
世界の多くの国で、未だに出口が見えにくい状況ですが、こうした難局にあってこそ、人々が一致団結して、それぞれのできることを一つずつ実践していくことが求められます。弊社にできることは、社会インフラの維持に協力し、感染対策をきちんと行うこと。日々、様々な情報が変化していく中で、これまでよりも一層、お客様やスタッフと顕密にコミュニケーションをとり、支え合い、皆で乗り越えていかなければなりません。
各国で終息宣言が発せられ、来年の東京オリンピックが開催されることを祈りつつ、弊社も創業50年に向けて、しっかりと歩んでいきたいと思います。

令和2年5月16日